
【企業との共創事例:パナソニック様】
SDGs達成に向けて、
日本とカンボジアの子ども達が国際交流を行うイベントを共催
■はじめに
弊社はビジョンの実現に向けて、日本と世界の子どもたちが出会い、友達になれるような機会を作り続けています。
子どもたちが友達になり、地球の未来を一緒につくっていく社会。そんな未来のきっかけを作れたら、これほど嬉しいことはありません。そして、その未来ではSDGsもきっと達成されていると信じています。
今回は、弊社と同様にSDGs達成に向けた取組みを積極的に行なっているパナソニック様からご相談いただき、カンボジアの貧困地域に住む子どもたちと日本の子どもたちの交流イベントを開催いたしました。
このように弊社は海外における独自のネットワーク・多数のイベント開催実績を強みとして、SDGs達成に向けた活動を行う企業のサポートを行なっています。
ご希望にあわせて様々なコーディネートが可能ですので、ご興味をお持ちの企業の担当者様は、お気軽にこちらからお問い合わせください。
◆イベント概要◆
<参加者> 日本の子どもたち12名、カンボジアの子どもたち15名
<日時> 2021年7月18日(日曜日)
<場所> パナソニックセンター大阪内「あるままBASE」
カンボジアとはZOOMで中継
あるままBASEは、「身近なことから、社会課題を知り・考え・行動する場」 をコンセプトに、パナソニックセンター大阪が運営している施設です。SDGsや社会課題に関する映画の上映や、約1,000冊にも上る書籍が閲覧できるスペース、ワークショップ・イベントができるスペースが併設されています。*2022年2月28日に閉館
<プログラム>
①オープニング 〜パナソニック様「あるままBASE」の紹介〜
➁カンボジアの紹介
③桜の木を使ったお箸づくりワークショップ
(カンボジアの子どもたちへのプレゼント用)
④子どもたちの交流タイム
⑤カンボジアのクイズ大会
⑥子どもたちの感想のシェア
⑦クロージング・記念撮影
*所要時間:約2時間
◆イベント詳細(開催レポート)◆
1、オープニング 〜パナソニック様「あるままBASE」の紹介〜
まずはパナソニック様から、会場となった「あるままBASE」について紹介いただきました。「色んな国のことを知ることができる場所」というフレーズに子どもたちは目を輝かせていました。
2、カンボジアの紹介
それでは早速ZOOMでカンボジアと中継です。モニターに笑顔のカンボジアの子どもたちが現れます。日本の子どもたちも嬉しそうです!
まずはカンボジアで活動している弊社のパートナー企業、一般社団法人Kisso(現NPO法人earth tree)の代表、加藤大地さんの登場です。加藤さんにカンボジアを楽しく紹介していただきました。
カンボジアの場所・日本からの距離を教えてくれたり、
(飛行機で約6時間なので、寝てる間についちゃうくらい!)
「カボチャ」の語源は「カンボジア」ということまで教えてもらいました!
面白い内容に子どもたちも興味津々で、話に聞き入っていました。
3、桜の木を使ったお箸づくりワークショップ
続いてはお楽しみのワークショップの時間です!
日本の子どもたちにお箸のサイズの桜の木と、カンボジアの子どもたち1人ひとりの名前入りの写真が配られました。
子どもたちに桜の木をヤスリで削ってお箸を作ってもらい、お箸は写真にのっているカンボジアの子どもに実際にプレゼントされるという企画です。
「カンボジアの子どもたち」ではなく「友達の〇〇ちゃん」として繋がってほしい。そんな想いを込めて、カンボジアの子どもたち1人ひとりの写真や名前をつけました。
相手の顔が見えたからか、日本の子どもたちは夢中になってお箸を作ってくれました。みんな最高の出来栄えになったようです!
4、子ども達の交流
子どもたちの緊張も解けたので、いよいよ交流の時間です! 通訳の方に入ってもらいながらお話をしました。
「私の名前はユイです」「僕の名前はセヤッです」まずはお互いの名前を紹介し合います。そして続いて質問タイム! 日本の子どもたちの手があがります。
「好きな食べ物は何ですか?」
「ランブータン(フルーツ)と、イチゴと、ミー(麺料理)が好き!」
「好きな遊びは何ですか?」
「(女の子たちからは)ゴム跳び! (男の子たちからは)サンダル飛ばし!」
たくさんの会話が生まれました。日本の子どもたちに話を聞くと、自分たちと同じところ、違うところを知れたのが面白かったそうです!
その後は、お返しに日本の子どもたちからカンボジアの子どもたちへ、けん玉・折り紙などの日本の伝統的な遊びを教えてあげました。カンボジアの子どもたちも、楽しそうに見入っていました。
5、カンボジアクイズ大会
子どもたちと交流できて「カンボジアをもっと知りたい!」という気持ちが出てきた日本の子どもたち。みんなのために最後にクイズ大会を用意しました。
みんな頭をひねりながら頑張って考えます。積極的に参加してくれました。
ちなみに写真のクイズの答えは「駄菓子屋さん」です!
子どもたちからは「カンボジアのお菓子が食べてみたい」という声が上がっていました。
6、子ども達の感想シェア
楽しい時間はあっという間! いつのまにか2時間が経っていました。子どもたちに感想を聞いてみましょう。
<日本の子どもたちから>
「カンボジアのことを知れて楽しかった!」
「全然違う暮らし方をしているけど、つながりもあって嬉しい」
「カンボジアに行ってみたい!」
<カンボジアの子どもたちから>
「日本の友達と話せて楽しかった!」
「日本の子たちと遊びたい!」
子どもたちは大満足だったようで、みんな笑顔で感想を言ってくれました!
◆イベント後の発展◆
その後① カンボジアにお箸が届きました!
後日、子どもたちの作ったお箸は、日本の子どもたちからのお手紙とともにカンボジアの子どもたちに届けられました! どんなメッセージが書かれているのでしょう?
「家族みんなで絶対にカンボジアに行くので待っててね」
イベントの日だけの繋がりだけではなく、未来につながる繋がりが生まれたようです!
子どもたちが友達になるというイベントの目的が果たせたことを感じ、嬉しさが込み上げてくる瞬間でした。
そして、お手紙とお箸を受け取ってくれたカンボジアの子どもたちからも写真が届きました。
満面の笑みで受け取ってくれて、嬉しいかぎりです!
その後➁ 夏休みの自由研究にSDGs
さらにもう1つ嬉しいニュースが!
今回のイベントを通じてSDGsに興味を持ってくれた子のひとりが、なんと夏休みの自由研究のテーマにSDGsを選んでくれたそうです!
子どもたちがSDGsに興味を持ち、自発的に学んでくれていることをとても嬉しく思っています。
しかし私たちのサポートはここで終わりではありません。弊社は、子どもたちの「やっと会えたね!」「一緒にこれやろう〜!」という会話が実現するところまで、お手伝いをし続けていきます。
◆メディア掲載◆
そして今回の取組みは「オンライン交流で絆」という見出しとともに、毎日新聞様に取り上げていただきました。
この記事をきっかけに、多くの方にお声掛けをいただきましたので、とても感謝しております。
◆最後に◆
今回のイベントを共催したパナソニック様にも
「子ども達が地球は繋がっていることうことを感じ、自分にもできることがあるということを知ってもらう良いソーシャルアクションになった」というご感想をいただくことができました。
これからも弊社は様々な企業とコラボレーションしながら、日本と世界の子どもたちの笑顔・繋がりをつくり、未来の共創社会をつくっていきたいと考えています。
今回のようなイベント以外にも様々な企画が可能ですので、興味をもってくださった企業の担当者様は、ぜひこちらからお問い合わせください。貴社とともに、子どもたちの新しい繋がりをつくれる日を心待ちにしております。
執筆:武田健人